鏡の国のバカ

しったことか

使うあてのないネタ

高度な情報化がこのまま進めば、文明社会においてリバタリアニズムは統治リバタリアニズムとしてしか存在できなくなるだろう、という指摘は既に誰かによってなされているだろうか。この食い合わせの悪い理論が提供するのは、エリート層のサボタージュのネタ…

チェスタトン「新ナポレオン奇譚」を読む

滑稽だとさみなされているものの中に神聖さを見ることこそが 王権に対する真の叛逆である、というのはわからないでもない。 滑稽さは往々にして作為でありうるが 真摯な感受は作為でできるものではない。お芝居ではないのだから。 それを笑いのめし、諧謔化…

金にこだわる

「金にこだわる」とは何だろうか。 「金にこだわる」ことと「酒にこだわる」「女にこだわる」「車にこだわる」こととの差異はなんであろうか。 金そのものを求めるとき、そこに実需は発生しない。 現代の金融は、実需がないことを利用して、実体経済からさら…

まったく

「彼女の顔は紅葉のように赤くなった」 「紅葉はそんな色はしていない!」 …ああはい

PCしぐさ、または形式の過剰

「家に帰ったらご飯を作って待っているお母さんがいる」と言っただけで叩かれたり窘められたり 成員の構成を考えずに発言した咎はあるにせよ個人的な幸福の描写のひとつに随分と過剰な 反応をするものだと思う。典型的な左派でなければ戦争に対する危惧を抱…

にゃー

にゃー

Oh…

ここから内在と超越、具体と抽象についての話になだれ込んでもいいのだが、吟味すべきことが多すぎて帰着点が見えない。

変えべきものについて、それを変えるだけの知恵を 変えるべきでないものについて、それを受けいれるだけの冷静さを そして、両者を分ける勇気を、我に与えたまえ。 そんな心境

「人が人を裁くということ」を読んだ

一に裁判制度の基本理念について、二に冤罪の起こる仕組みについて、三に自由意志の問題について、の三章仕立てだったが、私が主に興味を持ったのは一章だ。 裁判の理念は国によって違う。多民族多文化が前提で経験主義に則ったアメリカやイギリスでは、様々…

我ながら胡散臭さがハンパない

「大丈夫だ、問題ない」と「ありのまま今起こったことを話すぜ!」の違いは、予想できたかどうか。「あたってる」と「あててんのよ」の違いは、故意かどうか。「あたってる」のだから許されるのは平時の場合。 変革の時には予想できた「あたってる」は人為と…

「文化の深淵としての宗教」完読

宗教を媒介にした近代哲学のガイドのような本でありました。 色々な哲学者や神学者が出てくるのだが、人によって宗教に求めるものはバラバラ、というか両極端だなあ、と思った。 内容や主張が多岐に渡るため、下手に引用するのも憚られるので、ひとつだけに…

「理性の限界」を読む

「アローの不可能性定理」「ゲーデルの不完全性定理」「二重スリット実験」 これらの言葉にピンとこない人向けの本。わかりやすい。 個人的には精妙精緻な論理的事実(そのもの)にはあまり興味がないので、民意を完全に政治に反映するのは不可能であるとか…

このごろ世間にはやるもの

リビアの動乱に対する日本のメディアの反応が鈍い、との発言をネット上でよく目にする。 まぁ単に経済的利害に乏しいとか、地理的に遠いとか日本ができることがないから、とか理由はいろいろ考えられるが 隣の他人に対する興味もない人間に、普段ニュースで…

昨日のサンデルが出てたTV番組を見て思ったこと。 まず、エンタメの場で哲学の議論をするのは無謀だということ。 たけしが一度ジョーカー的な役割を引き受けようとしたが、サンデルの「本気で言ってるんですか?」の一言で終わってしまった。サンデルも議論…

「けいおん」は日常と言えるか?

「文化の深淵としての宗教」紹介ページより 宗教的体験(宗教的作用)を、こうした文化という日常的なものの虚無性の体験の根底に開く「無の深淵」として捉える 読んでいないので実際どんな主張をしているのか不明だが、日常にこそ祈りが潜んでいる、という…

集団的意思決定の困難さとか

境界の確定の難しさについて書いたが、これはなにも脳内委員会で予め幅のある結論を出しておくタイプの人間に限った話ではなく、矮小化するのはフェアでないわな。実際的な結論を出そうと思えば、誰でもぶち当たる壁だ。宗教票を多く集めたブッシュにしても…

「予定不調和」を読む

先端科学にまつわる倫理のお話。イントロだけでできたような本だが、一般人にそれ以上の知識が必要かといえば、疑問ではある。 支配とか統制の形が変わってきた、と言われて久しいが、相変わらず対人関係による、直接的な干渉にのみ反応しやすい世の中っての…

オン・ザ・なんとか

われわれの中にある「相撲的なるもの」 このひとは中間派だなあ。中間派が意見を通すには慎重さと文才が必要だってことがよくわかる。境界線上で綱渡りしてるようなものだから、どちらにズレても攻撃をくらう。境界を設定するにあたって、主に美意識とか伝統…

「完全な人間を目指さなくてもよい理由」を読む

サンデルも文句をつけたという、いわくつきの邦題。原著タイトルは"The Case Against Perfection"である。生命倫理に関する本だ。「生の被贈与性」いわば“等しく不確定であるという公正性”を受け入れろ、と。 「この世」というゲームに参加したからには、で…

作家主義と作品主義、というふたつの立場がある。 誰かがなした犯罪の原因を、主に環境から見る考え方と、個人の性質に帰する考え方がある。個人をすべての大元と考える立場から見れば、作家主義と性質主義(?)は同様のスタンスである。 周辺状況をなるた…

「愛情ホルモン」オキシトシンのダークサイド « WIRED.jp 乱暴に言えば、博愛と情愛は両立しがたい、という記事。 そういう傾向はたしかにあるように思うね。

フラクタル三話感想

うーん…一話よりは二話、二話よりは三話のほうがいい。面白くなってはきている。それでもまあ、ありがちなユートピア/ディストピアものだな、といった程度のものだけど。ゆるゆるなやり取りからいきなり人死にっていうギャップがひどい。普段からあんなこと…

モノを考えるツールとしてのツイッター

がわりかし便利で、結局サブアカでつぶやいてるってどーなのかっていう話。しかも内容が下品になってるっていう。人に見られてるかも、という適度な緊張感がいいのよね。まぁ2chでもいいんだけど、連投はウザがられるし。見られてるかもしれないけど実は見…

フラクタル二話感想

「わけのわからない」やつと「わけのわかりすぎた」やつしかいないのか、この世界には。

同情するならカネをくれ、共感するなら・・・

虎マスク騒動で、児童養護施設のひとが「何がほしいか聞いてから送ってくれ」と言っていたのを見て思った。 贈与とかプレゼントとかいうものは、相手の都合を100%汲んだものを送らねばならんわけではないだろう。当然ながら。 できることなら、相手と自分を…

ヒーローのかたち

長嶋と、イチローや柔道の野村とでは、同じ天才でもその質はかなり違う。 無意識の補正装置が優れている長嶋と、体という外殻ほぼ一杯にまで意識を満たして動かし、さらに補正の結果を意識にフィードする事に優れているであろう、イチローや野村。 それが精…

アニメ・フラクタル第一話を見たよ

なんかこう・・アニメ製作者の、作品への愛が感じられないのは気のせいだよな・・?粗雑さが感じられるのは内容を詰め込みすぎたせいなのかもしれない。 情念が重んじられる世界から来た、情念に多く触れてきたらしい少女が、観念的に情念を語っているのが気…

The Good, the Bad and the Ugly

英米人は日本人より本音を言わない 「善意」がマスクに隠されなければならないワケ 今日の日経ビジネスオンラインの記事ランキングの一位二位が、この二つなのだが、妙な組み合わせだ。 英米人は「よくないこと」をマスクに隠しているという記事と、日本の「…

アフォリズム

悪意に見えるものの多くは、相手か自分の無能に拠っている。 ここまではいい。では、好意はどうなのだろうか。 - 信じること、それはすなわち可能性を選別することである。

雑感

そう思わざるを得ない、そう主張せざるを得ない、ということと、変化の可能性を開いておくことは矛盾しないよなあ、などと。きっと自分もそうなのだろうし。 集合知の力、衆愚の罠 『知らない』ということこそが強みであり、表面的な答えを出す力よりも問う…